ソルテラスOSAKA EAST GATE|ひとりの時間も、ふたりの時間も、扉ひとつで整う部屋
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- コラム
ソルテラスOSAKA EAST GATE|ひとりの時間も、ふたりの時間も、扉ひとつで整う部屋
同じ部屋にいても、同じ時間を過ごさなくていい
二人で暮らすということは、何でも一緒にすることではない。
一人はまだ起きていたい。もう一人は先に眠りたい。
一人は動画を見ている。もう一人は明日の仕事を少しだけ進めたい。
食事は一緒に取るけれど、その後は別々のことをする。そんな夜があっていい。
ソルテラスOSAKA EAST GATEの1210号室は、約9.7帖のLDKと約3.1帖の洋室を、引き戸でつないだ1LDK。
扉を開ければ、部屋は一つになる。
扉を閉めれば、生活の輪郭が二つに分かれる。
近くにいることと、一人でいること。
そのどちらも選べる余地が、この32.61㎡にはある。
物件は東大阪市中野南。近鉄けいはんな線「荒本」駅から徒歩6分。2024年2月築、14階建ての12階部分に位置する分譲賃貸マンションだ。
ここで暮らす時間は、広いか狭いかだけでは測れない。
扉を開けるか、閉めるか。
その小さな選択によって、部屋の使い方が変わっていく。
荒本という、生活を住まい側へ戻せる場所
荒本駅から徒歩6分。
駅前の便利さを使いながら、住まいそのものには一定の広さや新しさを求めたい人にとって、東大阪市は現実的な選択肢になりやすい。
大阪市内の中心部で同程度の築年数と1LDKを探すと、家賃か面積のどちらかを調整する場面が増える。
その点、この物件は32.61㎡というコンパクトな面積ながら、LDK、洋室、ウォークインクローゼット、水回りを一つの住戸内に分けている。
街の華やかさを玄関の外まで求める住まいではない。
仕事や外出から戻った後、部屋の中で過ごす時間を整えたい人のための立地である。
朝、荒本駅へ向かう。
大きな荷物がなければ、徒歩6分は日常の移動として受け入れやすい距離だ。駅徒歩1分や2分のような近さではないが、その分、駅の直前まで建物が密集する環境とは違う。
ただし、生活圏に何が必要かは事前に確認したい。
買い物、外食、病院、通勤先までの乗り換え。大阪市内の駅前生活と同じ感覚で決めるのではなく、自分が一週間に何度どこへ動くのかを基準に考える物件だ。
白い外観の内側に、落ち着くための大きな余白がある

外観は白を基調とした14階建て。
連続するバルコニーが横方向へ伸び、建物の高さをやわらかく見せている。黒や濃い色で強い存在感を出すマンションとは異なり、空の明るさを受ける外観だ。
建物へ入ると、ガラス張りの風除室を経て共用部へ進む。


エントランスホールにはソファが向かい合って配置され、天井の間接照明が壁面を照らしている。
住戸へ急ぐだけの通路ではなく、建物の内側へ気持ちを移すための空間に見える。
雨の日、傘を閉じて建物へ入る。
外の湿った空気から離れ、明るい床を歩く。宅配ボックスを確認し、エレベーターを待つ。

エレベーターは2基あるため、総戸数130戸の建物でも、1基だけのマンションに比べて待ち時間を分散しやすい。
共用部の規模は、住戸内の面積を増やしてくれるわけではない。
それでも、毎日通る場所に窮屈さが少ないことは、長く暮らすうえで小さくない。


メールボックス


自転車置場、宅配ボックスも、それぞれ専用の場所へまとめられている。
設備の数より、生活の用事が建物内で散らからないことに意味がある。
32.61㎡の中に、二つの過ごし方がある

間取りは1LDK。
玄関から水回りを通り、約9.7帖のLDKへ入る。バルコニー側には約3.1帖の洋室があり、その横にウォークインクローゼットが配置されている。
この住戸で最も大切なのは、LDKと洋室の間にある引き戸だ。
開けているときは、キッチンから洋室の窓まで視線が抜ける。
写真でも、淡い木目の床が連続し、二つの部屋が一つの長い空間に見える。単身で暮らすなら、普段は開けたままでもよい。
朝、洋室で目を覚まし、そのままLDKへ歩く。
寝室の扉を開けるという動作を挟まず、カウンターに置いた飲み物へ手を伸ばす。一人暮らしでは、1Kよりも生活の役割を分けながら、ワンルームのような広がりも残せる。
二人暮らしなら、使い方は変わる。
片方が眠るときは扉を閉める。
もう片方はLDKで照明を落とし、イヤホンを使って過ごす。壁で完全に遮音されるわけではないが、光や視線を分けられるだけでも、生活時間の違いは受け入れやすくなる。
ただし、約3.1帖の洋室は大きくない。
ベッドを置けば、それ以外に置ける家具は限られる。寝室を寝るための場所と割り切り、衣類や荷物はウォークインクローゼットへ収める使い方が合う。
リビングは、二人分の家具を置きすぎない

LDKは約9.7帖。
カウンターキッチンが一角を占めるため、すべてを家具置場として使えるわけではない。
二人用の小さなダイニングテーブル、二人掛けソファ、テレビ台。
それらをすべて置くことは考えられるが、家具の奥行きや動線によっては部屋が詰まって見える。
この空間には、家具を兼用する発想が似合う。
ダイニングテーブルを食事と仕事の両方に使う。
大きなソファの代わりに、ベンチや一人掛けの椅子を選ぶ。
テレビを置かず、壁側を空けておく。
暮らしの中心が食事ならテーブルを選び、映画を見る時間が長いならソファを選ぶ。
全部を置くのではなく、自分たちが家で何をしている時間が長いのかを決める。
休日の午前。
引き戸を開けたまま、窓側まで床をつなげる。
一人はテーブルで朝食を取り、もう一人は洋室側で横になっている。同じ空間の中で、起きる時間が少し違っていても暮らしが止まらない。
リモートワークをする単身者なら、LDKにデスクを置き、洋室を完全な寝室にできる。
仕事を終えたらパソコンを閉じ、洋室へ移る。1Kのように、眠る場所のすぐ横で仕事を続けずに済むことは、生活の切り替えにつながる。
二人とも在宅勤務が多い場合は、少し難しい。
LDKと洋室を分けても、約3.1帖の洋室に大きなデスクを置く余裕は限られる。二人分の固定席が必要なら、より広い1LDKや2LDKと比較した方がよい。
カウンターの向こうに、今日の話が残る

キッチンはLDKへ向いたカウンター型。
2口のガスコンロとシンクが横に並び、手元の作業面も確認できる。壁付けキッチンに比べて、料理中も室内へ視線を向けられる。
一人暮らしなら、テレビや音楽を止めずに調理できる。
二人暮らしなら、キッチンに立つ人だけが会話から外れにくい。
平日の夜。
一人が野菜を切り、もう一人がカウンターの向こうで今日あったことを話す。
料理を手伝わなくても、完全に別の場所には行かない。食卓へ座る前から、二人の時間は始まっている。
キッチン前のカウンターは、配膳にも使える。
出来上がった皿を一度置き、まとめてテーブルへ運ぶ。食後にはグラスや皿を戻す場所になる。
ただし、調理台は大型ではない。
まな板、ボウル、食材を同時に広げると、余白は小さくなる。作り置きを何品も作る人や、調理家電を常設したい人は、カウンター下や収納量を確認したい。
このキッチンは、料理そのものを主役にするというより、生活と会話の間に置かれた場所である。
寝室は、小さいからこそ眠ることに集中できる

洋室は約3.1帖。
写真では、LDKとの間の引き戸をすべて開けた状態と、ウォークインクローゼットの扉を開けた状態が確認できる。
部屋単体で見れば、余白は大きくない。
ベッドを置くと、通路とクローゼットへの動線が中心になる。デスクや大きなチェストまで置く場所ではない。
その代わり、寝室の役割を曖昧にしなくていい。
夜、引き戸を閉める。
LDKの食器やパソコン、テレビが視界から消える。小さな部屋にはベッドと必要最低限のものだけが残る。
眠る前に見える情報が減れば、生活の雑音も少なくなる。
単身者にとっては、寝室を分けられること自体が1Kとの違いになる。
来客があっても、ベッドを直接見せずに済む。オンライン会議の背景に寝具が映り込むことも避けやすい。
カップルの場合は、ベッドサイズを慎重に考えたい。
ダブルベッドを置ける可能性はあるが、出入りできる方向やクローゼット扉との干渉は現地確認が必要だ。広い寝室ではないため、左右から自由に乗り降りしたい人には窮屈に感じられる可能性がある。
ウォークインクローゼットが、部屋の外側をつくる

洋室の横にはウォークインクローゼットがある。
写真では、内部にハンガーパイプと棚が確認できる。衣類を掛けるだけでなく、床面にはケースやバッグを置く使い方もできそうだ。
一人暮らしなら、季節の衣類や仕事着をまとめやすい。
二人暮らしなら、左右や上下で使用場所を分けることになる。
朝、扉を開け、今日着る服を選ぶ。
脱いだ部屋着やバッグを洋室へ置きっぱなしにせず、クローゼット側へ戻す。LDKから衣類が見えなければ、食事や休息の場所に生活感が広がりにくい。
この住戸の32.61㎡という数字は、決して大きくない。
その中でウォークインクローゼットがある意味は、収納容量だけではなく、暮らしの裏側を一か所へ集められることにある。
ただし、二人分の衣類に加えて、季節家電、スーツケース、日用品のストックまで全て収まるとは限らない。
二人暮らしでは、入居前に収納する物を具体的に数えたい。
ウォークインクローゼットがあるから持ち物を増やせるのではなく、居室へ出したくない物から優先して入れる収納である。
玄関は、物を持ち込まないための境界

玄関にはシューズボックスが設けられ、廊下側には小さなカウンター状の部分も見える。
鍵や印鑑、届いた郵便物などを一時的に置く場所として使えそうだ。
帰宅したら靴を脱ぎ、バッグから鍵を出す。
そのままLDKへ持ち込まず、玄関付近で役割を終えさせる。外で使うものを居住空間へ広げないだけで、部屋は整いやすくなる。
二人暮らしでは、玄関が散らかりやすい。
靴が二足ずつ出る。傘が増える。荷物の受け取りも多くなる。
シューズボックスへ戻す習慣がないと、コンパクトな玄関はすぐに窮屈になる。収納の棚数や靴の高さは、二人分を想定して確認したい。
一人暮らしなら、靴だけでなく防災用品や掃除用品を収める余地も検討できる。
玄関は長く過ごす場所ではない。
それでも、帰宅直後に物が散らからないことが、LDKの余白につながっている。
朝の渋滞を、短い動線でほどく

洗面台
洗濯機置場

浴室は一か所にまとまっている。
洗面台は三面鏡タイプで、鏡裏や下部収納を使える形。歯ブラシ、化粧品、ドライヤーなどを表へ出し続けずに済む。
朝、一人が顔を洗っている間、もう一人はキッチンで朝食を用意する。
洗面室は広大ではないため、二人が並んで使うより、短い時間で交代する暮らしになる。
生活時間が完全に同じカップルにとっては、ここが小さな渋滞場所になりやすい。
ただ、洗面、洗濯、浴室が近いことで、家事の移動は短い。
洗濯物を取り出して浴室乾燥へ移す。入浴後のタオルを洗濯機へ入れる。水回りの用事を一か所で済ませやすい配置だ。

トイレは独立し、上部に収納が設けられている。
ペーパーや清掃用品を床へ置かずに済むため、足元を空けておける。
浴室は、濃い石目調の壁が一面に使われている。
白一色の浴室より輪郭があり、夜の入浴では落ち着いて見える。浴槽、鏡、シャワー、物干しバー、浴室乾燥機が確認できる。
仕事を終えた夜。
一人が先に湯船へ入り、もう一人はLDKで食事の片づけをする。
同じ部屋で暮らしていても、すべてを同時に行わなくていい。水回りが独立していることで、それぞれの動きを止めずに済む。
南向きの窓は、部屋の使い方を一日かけて変える

住戸は南向きで、写真では大きな掃き出し窓から明るさが入っている。
12階部分という条件もあり、低層階の住戸より、周辺建物の影響を受けにくい可能性がある。
ただし、写真では窓の外の具体的な眺望までは確認できない。
遠景がどこまで抜けるのか、道路や建物がどの位置に見えるのかは、現地で確認すべき点である。
朝、カーテンを開ける。
引き戸も開けておけば、窓側の洋室からLDKまで明るさがつながる。
休日の昼は、洋室を閉じずに一続きで使う。床に座る場所を窓側へ移し、飲み物を置く。
夜は引き戸を閉め、窓側を寝室へ戻す。
同じ光でも、扉の状態によって届く範囲が変わる。
バルコニーにはエアコンの室外機と避難ハッチが見える。
物を多く置くための場所ではない。洗濯、換気、外気に触れるための実用的な空間として考えたい。
避難ハッチ周辺を塞がないよう、椅子や収納用品を置く場合は配置に注意が必要だ。
ペットと暮らすなら、かわいさの前に動線を考える
この物件はペット相談可とされている。二人入居や子どもの入居も相談可能だ。
ペットと暮らせる1LDKは、単身者やカップルにとって選択肢を広げる。
ただし、32.61㎡で人と動物が暮らす場合、床面の使い方はさらに重要になる。
ケージ、トイレ、フード、水、移動スペース。
人間用の家具だけを配置した後で考えると、生活動線が重なりやすい。
ウォークインクローゼットへ収納を集約し、LDKの床を空ける。
洋室を寝室に限定し、ペットの居場所はLDK側につくる。
そうした役割分担が必要になる。
ペット飼育時には敷金の追加や退去時清掃費用の加算条件もあるため、入居前に費用と飼育細則を確認したい。
暮らせることと、無理なく暮らせることは違う。
人の人数、動物の種類、持ち物の量まで含めて、この面積に合うかを考えたい。
この部屋が向いている人
この住戸に向いているのは、広さを家具で埋める人ではなく、空間の役割を切り替えられる人だ。
単身者なら
- 1Kではなく寝室を分けたい
- リモートワークと休息を同じ場所にしたくない
- 荷物をウォークインクローゼットへ集約したい
- 築浅の分譲賃貸マンションで暮らしたい
- 12階・南向きの明るさを重視したい
一人暮らしでは、LDKと洋室を日によってつなげたり分けたりできるため、32.61㎡を比較的ゆったり使いやすい。
カップルなら
- 初めて同棲する
- 家具や持ち物が多すぎない
- 生活時間が多少ずれている
- 寝室と食事場所を分けたい
- 一人になるための小さな境界が欲しい
二人暮らしでは広大な余白はない。
それでも、ワンルームや1Kとは違い、扉を閉められることが二人の距離を調整してくれる。
この部屋が向いていない人
次のような人は、より広い1LDKや2LDKと比較した方がよい。
- 大きなダブルベッドを余裕を持って置きたい
- 二人とも毎日在宅勤務をする
- 衣類や趣味の道具が多い
- 大型ソファと大きなダイニングを両方置きたい
- 本格的な料理を日常的に楽しみたい
- 子どもを含むファミリーで長く暮らしたい
- 大阪市中心部のような徒歩圏の街の密度を求める
条件上は子どもの入居が相談できても、約3.1帖の洋室と約9.7帖のLDKでは、家族が増えた後の個室や収納を確保しにくい。
DINKSにも向く可能性はあるが、二人分の仕事場所や荷物量によって評価は変わる。
最後に閉める扉が、二人の暮らしを守る
午後11時。
一人が先に寝室へ入る。
引き戸を閉めると、LDKの光が遮られる。
もう一人はカウンターに置いたグラスを洗い、少しだけ本を読む。音を立てすぎないようにしながらも、急いで眠る必要はない。
完全な別室ではない。
けれど、視線と光を分けられる。
その程度の距離が、二人暮らしにはちょうどいい夜がある。
朝になれば、また扉を開ける。
洋室からLDKへ明るさがつながり、一日の生活が一つの空間へ戻る。
ソルテラスOSAKA EAST GATEは、広さを誇る住まいではない。
約3.1帖の寝室は小さく、二人なら収納や家具の選び方にも工夫がいる。
それでも、この部屋には選べる境界がある。
話したいときは開ける。
一人になりたいときは閉める。
眠る人と、まだ起きている人。
働く人と、休んでいる人。
同じ場所にいながら、同じ時間を強制されない。
ひとりで暮らす人には、生活を切り替えるための扉として。
ふたりで暮らす人には、関係を近づけすぎないための扉として。
この住まいの印象を最後まで残すのは、高層階でも、新しさでも、設備の数でもない。
開けるか、閉めるかを毎日選べること。
その小さな自由なのだ。